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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号

ニュース


OSHA、鳥肉加工業向けエルゴ・ガイドラインを発表

 ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)は、9月2日、新しい産業別エルゴノミクス・ガイドラインである鳥肉加工業向けガイドラインを公布した。当局によれば、ガイドラインは、業界内の筋骨格系障害の件数や強度を軽減するため、事業者向けに実践的な勧告を提示している。
 ガイドラインは、部分的に食肉加工業向けのOSHAエルゴ・ガイドラインを下敷きにしているが、これは、鳥肉加工業者から当局に対し、「食肉加工業向けガイドラインの骨子の多くは、多数の鳥肉加工施設でうまく実施されている」との報告があったからであるとガイドラインは記す。しかし、鳥肉加工業向けガイドラインの方が、実践的なエルゴノミクス的解決の具体例を多く掲載している。これらの記載は、ガイドラインの核心である、とOSHAはいう。
 鳥肉加工業は、介護施設や小売食品雑貨販売業に次いで、自主的ガイドラインを持つにいたった。
 ガイドラインは、www.osha.gov/ergonomics/guidelines/poultryprocessing/poultryall-in-one.pdfで閲覧できる。