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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号
ニューオーリンズ − 国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and
Health: NIOSH)のジョン・ハワード所長(John Howard, director)は、9月14日、自動車安全シンポジウム(Motor
Vehicle Safety Symposium)で、参加者を前に、社用車、公用車にシートベルトを取り付け、業務上の運転の際に、この着用を義務付けるのは、従業員の業務上の死傷災害を防ぐために事業者がとるべき重要な措置であると述べた。
「シートベルト着用義務化は、事業者が実施・強制できる唯一の、最重要な道路安全政策である」とハワード所長は述べた。
ハワード所長は、NIOSHによる一般人向けの見積もりをもとに、シートベルトの着用で、2000年には、およそ12,000人が衝突事故で死を免れ、中〜重度の傷害325,000件を防ぐことができたと述べた。ハワード所長は、この見積もりは、一般人を対象としたものではあるが、シートベルトは、業務上の死傷災害の予防にも同様に効果的であろうと述べた。
シンポジウムは、労働安全衛生庁(OSHA)および全米幹線道路交通安全局(National
Highway Traffic Safety Administration)の共同後援で、全米安全評議会(NSC)の第92回年次会議&展示会(92nd
Annual Congress & Expo)と連ねて開催された。
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