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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号
ニューオーリンズ − 全米安全評議会(NSC)は、2005年度安全緑十字賞(Green Cross for Safety
Medal)をリバティ・ミューチュアル・グループ(Liberty Mutual Group)およびエドマンド・F・ケリー会長・社長兼最高経営責任者(Edmund
F. Kelly, chairman, president and CEO)に授与する。
9月のNSCの第92回年次会議&展示会(92nd Annual Congress & Expo)で受賞者が発表されたこの緑十字賞は、長年にわたり、安全衛生、地域社会サービスや責任ある市民ですぐれた業績をあげた企業とそのリーダーを顕彰する。
緑十字賞は、2005年3月31日の大会で授与される。
「リバティ・ミューチュアル・グループは、1912年の創業以来、人々がより安全に、安心できる生活を営めるよう支援することを使命として、これに専心してきた」と、NSCのアラン・C・マクミラン会長兼最高経営責任者(Alan
C. McMillan, president and CEO)は、2005年度緑十字賞の受賞者を発表するにあたり、こう述べた。「1912年、同社の首脳陣は、社業のどの分野にもまして、労働災害の防止が重要であるとの信念を表明していた。同社は、92年間もこの信条を貫き、知識、教育、訓練、創案、調査協力や損害防止を、顧客や世界に提供してきた」。
リバティ・ミューチュアル・グループのエドマンド・F・ケリー会長兼CEOは、「われわれの為すことはすべて、何らかの形で、人々がより安全に、安心できる生活を営めるよう支援するという使命に根ざしている。ゆえに、NSCからの顕彰はことに喜ばしく、われわれはNSCに謝意を表する」と述べた。
リバティ・ミューチュアル社は、安全第一主義において長い歴史を誇り、労働災害防止に関する初のハンドブックを刊行、操業現場における初の援助施設を設置し、傷害を被った労働者のための初のリハビリテーション・センターを創設するなどしている。
また、リバティ・ミューチュアル安全調査研究所(Liberty Mutual Research
Institute for Safety)は、機械防護装置、エスカレーターの非常停止スイッチ、横引きスリップメーター、電池式義肘、人力運搬に関するエルゴノミクス的ガイドラインや手工具セットなど、安全面で多数の工夫を創案した。
安全緑十字賞は、1999年に創設された。これまでの受賞者は、次のとおり。
- 2000年: AK Steel Corp.ならびにChairman and CEO Richard M. Wardrop Jr.
- 2001年: Intel Corp.ならびにPresident and CEO Craig R. Barrett
- 2002年: Ryder System Inc.ならびにPresident and CEO Gregory M. Swienton
- 2003年: Kenny Construction Co.ならびにCEO Gerard M. Kenny
- 2004年: Chrysler Group of Daimler-ChryslerならびにCEO Dieter Zetsche
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