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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号
上院予算担当者は、総額1,376億ドルの2005会計年度労働・衛生・人的サービス及び教育予算案のうち、労働安全衛生・緊急サービスに関連した複数の条項を承認した。労働安全衛生庁(OSHA)の労働安全衛生プログラムには、2億9,450万ドルを計上しているが、これは、2004会計年度の2億7,690万ドルや2005年度の大統領予算案、2億7,870万ドルより高い金額である。
労働安全衛生庁(OSHA)は、9月16日、スーザン・ハーウッド訓練助成金(Susan Harwood Training Grants)の2004年度新規枠を発表した。安全衛生訓練、教育プログラム向けの新規および更新助成金1,050万ドルを、69の非営利団体に交付する。OSHAは、2部門に分けて助成金を交付した。建設業におけるハザード、一般産業のハザード、エルゴノミクスおよび保健衛生産業の訓練を支援する重点分野訓練助成金(Targeted
Topic Training Grants)と、教材の開発、評価、認定を支援する教材開発助成金(Training
Materials Development Grants)である。全米安全評議会(NSC)は、193,178ドルと91,944ドルの2件の更新助成金を交付された。
全米運輸安全委員会(National Transportation Safety Board: NTSB)が9月3日に公表した暫定統計によれば、米国の交通死亡災害は、2003年に減少した。NTSBは、2003年の全交通死亡災害を44,888件と報告したが、これは、2002年の45,311件より少ない。減少幅のもっとも大きかったのは、幹線道路における死亡災害で、2002年の43,005件から2003年には42,643件となった。
テキサス運輸研究所(Texas Transportation Institute、テキサス州オースティン市)が9月7日発表した20年間にわたる動向調査によると、米国都市部の交通渋滞は、毎年ひどくなってきている。「2004年都市部移動性報告(2004 Urban Mobility Report)」は、米国各地のさまざまな規模の都市で、交通渋滞は悪化しており、一日に占める移動時間は増え、人の移動や貨物輸送にこれまで以上に影響が出ていることを示している。
米国産業衛生協会(American Industrial Hygiene Association: AIHA)は、9月7日、「建物内のカビの評価、除去、除去後の確認(Assessment, Remediation,
and Post-Remediation Verification of Mold in Buildings)と題するガイドラインを発表した。ガイドラインは、暴露範囲のアセスメント、ハザードアセスメントや、再入居の際のカビ除去後の確認手法や技術について、現在、住居用、商業用建物のカビの繁殖評価に容認され、用いられているものを説明している。
疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)は、全米安全評議会(NSC)ワシントン事務所の安全衛生政策センター(Safety and Health Policy Center)に対し、緊急事態管理(Emergency Consequences Management)の法定当局に関する訓練コースを開発・実施するという、共通役務庁(General Services Administration: GSA)契約(期間:1年、予算:549,467ドル)を提供した。プロジェクトは、公衆衛生担当官を対象に、生物学的、化学的テロ攻撃の際の政府諸機関間協力、行政管区間協力について、新しい2日間の訓練コースの提供をめざす。プロジェクトは、9月1日に始まった。
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