このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2004年11月号

産業特集


 サービス業

バージニア州、国家汚染防止プログラムに参加

 ワシントン − 環境保護局(Environmental Protection Agency: EPA)が先日発表したところによると、バージニア州は、医療廃棄物の最少化と汚染の防止に関し、保健衛生産業の専門家を教育する国家プログラムのパートナーとなった。
 「環境保全をめざす病院(Hospitals for a Healthy Environment)」は、水銀の使用をなくし、その他の医療廃棄物を減らす戦略を推進する。バージニア州は、大西洋側中部のなかで同プログラムに参加する初の州である。
 プログラムに登録したバージニア州の72の病院は、水銀使用を止める、有害、無害廃棄物を減らす、省エネ型の照明、コンピューターやテレビといった、環境に優しい活動を実施する旨、確約した。専門家は、大気中の水銀の総排出量の30%は、医療用および自治体の廃棄物焼却炉から出たものであると見積もる。
 「環境保全をめざす病院」は、EPA、アメリカ病院協会(American Hospital Association、シカゴ市)、アメリカ看護師協会(American Nurses Association、メリーランド州シルバースプリング市)、ヘルスケア・ウィズアウト・ハーム(Health Care without Harm、ワシントン市)および州、地方当局との共同プロジェクトである。「環境保全をめざす病院」には、1998年の創立以来、8百以上もの施設、団体が参加している。「環境保全をめざす病院」の参加者一覧および詳細は、www.h2e-online.orgで閲覧できる。