このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2004年11月号
イリノイ州アーリントンハイツ − 労働環境医学ジャーナル(Journal of Occupational and Environmental Medicine,
Vol.46, No.9)に発表された新しい調査によれば、カジノ、バー、ビリヤード場で禁煙すると、接客従業員や客への空気汚染物質によるリスクは、わずかとなる。
調査では、デラウェア州ウィルミントン市(Wilmington)にあるカジノ1軒、バー6軒、ビリヤード場1軒で、職場の喫煙を禁ずる法律が発効する前と後に、空気中の発ガン性粒子の水準を測定した。それによると、副流煙は、吸入性の空気汚染粒子状物質の90〜95%、また発ガン性粒子状多環式芳香族炭化水素の85%〜95%に寄与していた。このような屋内の空気汚染は、呼吸器系疾患、ガン、心臓疾患や脳卒中のリスクを高める。
調査は、職場禁煙法の施行で、労働者は、およそ90%もきれいになった空気を呼吸していると結論した。この結果は、換気や空気の清浄で達成される水準を上回るものである。
|
|