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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号
産業特集
ワシントン − 環境保護局(EPA)はこのたび、無作為に抽出した158機の旅客機を対象に行った第一回飲料水質検査の結果を報告した。
暫定データによれば、旅客機の87.4%は、EPAの飲料水質基準を満たした。しかし、米国内の国内線、国際線旅客機の12.6%は、EPA基準に満たない飲料水を搭載していた。
大腸菌群の検査で陽転したのは20機、また、飲料水から大腸菌が検出されたのは2機であった。大腸菌群、大腸菌とも、公衆衛生を脅かす恐れのある病原性微生物が水中に存在する可能性を示す指標である。
航空運輸協会(Air Transport Association: ATA、サンディエゴ市)によれば、ATA会員企業の航空機の約90%は、国際路線を飛行する可能性がある。これらの航空機は、EPAの飲料水基準の及ばない外国の水を搭載する可能性がある。
EPAは、大手航空会社数社を代表するATAやATA未加盟企業と協同で、航空各社が良質な飲料水の確保のために採るべき措置について取り決めようと、積極的に取り組んでいる。
機内飲料水規則の詳細および検査データは、www.epa.gov/safewater/airlinewaterを開かれたい。
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