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NSC発行「Safety + Health」2004年12月号
カイロプラクティック協会、「過酷な」仕事の上位職種リストを刊行 |
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バージニア州アーリントン − アメリカ・カイロプラクティック協会(American Chiropractic Association)によれば、腰痛や腰の傷害のリスクのもっとも高いのは、トラック運転手で、建設労働者がこれに次ぐ。この所見は、協会下院(House of Delegates)の非公式な調査に基づくもので、どの職業が背中の筋肉にもっとも負荷をかけるかをもとに、もっとも骨折りと考えられる職種を格付けた。
大型トラック、トレーラートラックの運転手は、こうしたトラックが背中に与える不断の加圧や振動を理由に、また、長時間の着席で脊椎に加わる圧力は、椎間板の変性をもたらす場合もあり、骨の折れる職種の第1位に格付けされた。協会は、液体を積載するトラックは「とくに悪い」とみなしている。この種のトラックが急停止すると、タンクのなかの液体が前後に大揺れし、運転手にその衝撃が伝わるからである。
第2位に格付けられた建設労働者は、仕事の一部に「非常にやりにくい姿勢」でのハンマー打ち、持ち上げ、製鋼、鉄工作があり、リスクにさらされていると、協会は述べる。
背中への負荷を制限するには、適正な姿勢を保つ、足になじんだ、かかとの低い靴を履く、違う筋肉群を使う仕事を交互にする、定期的にストレッチ体操のための休憩を取る、持ち上げる際には膝を使い、持ち上げるものを体に密着させる(ひざ型)、持ち上げる際には体をひねらないこと、と協会は労働者に勧告する。
骨の折れる職種 上位10位 |
1. |
大型トラック、トレーラートラックの運転手 |
2. |
建設労働者 |
3. |
庭師 |
4. |
警察官 |
5. |
農業従事者 |
6. |
屋根職人 |
7. |
消防士、救急医療隊員(EMT) |
8. |
配達運転手 |
9. |
介護施設労働者 |
10 |
自動車整備士 |
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出 所:アメリカ・カイロプラクティック協会(American Chiropractic Association)、2004年
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