このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2004年12月号

産業特集

 運輸業

FRA, 睡眠障害について安全勧告を発令

 ワシントン − 連邦鉄道局(Federal Railroad Administration: FRA)は、勧告書で、睡眠障害関連の危険性について警告している。当局は、注意深さや集中力が、鉄道の安全運行に重要であると述べた。当局は、列車を運転する、あるいは信号システムを監督・保守する労働者について、とくに懸念している。「こうした労働者の大半は、予測不可能なスケジュールで長時間労働しており、健康であっても、十分な休息を確保することは難しい」と、勧告書は述べている。
 10月1日付け官報(Federal Register)に掲載された勧告書は、睡眠障害がもたらす業務に関連したエラーや業務上の災害の防止に向け、鉄道会社や労働者が活用すべき対策を盛り込んでいる。