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NSC発行「Safety + Health」2005年1月号

産業特集

 建設業

欧州建設団体、安全宣言に調印

 スペイン、ビルバオ(Bilbao)− 2004年11月22日、ヨーロッパの大手建設団体は、欧州建設安全サミット(European Construction Safety Summit)で、労働安全共同宣言に調印した。調印者は、2002〜2006年度欧州連合労働安全衛生戦略(EU strategy on occupational safety and health 2002-2006)の実施に向けて義務づけられている重要かつ恒久的な改善を達成するため、適切な行動をとることに合意した。行動とは、以下のとおり。
  • 公共事業も含めた政府調達に、適切な安全衛生基準を組み込む。
  • 建設部門を対象とするすべての安全衛生法規の効果的な施行を確実にする。
  • 法令の効果的な施行を徹底するため、具体的なガイドラインを開発し、プロジェクト準備期間の優良事例(グッドプラクティス)を説明し、いかなる情報も、当該産業のニーズに合致し、具体的であるよう徹底する。
  • 設計業者が関与するすべてのプロジェクトについて、リスクを無理のない範囲で可能な限り排し、残りのリスクを際立たせる。
  • 社会的パートナーの関与を通じ、安全衛生行動を改善する。