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NSC発行「Safety + Health」2005年1月号
バージニア州アーリントン − 2003年には、210人の自動車運転者が、おもに鹿などの動物と衝突して死亡した。道路交通安全保険協会(Insurance
Institute for Highway Safety)の調査によると、この数字は、前年比40人増で、1993年の2倍以上であった。ウィスコンシン州では11人が死亡したと記載されているが、10年前は3人であった。
研究所によれば、事故は、11月に最も発生しやすい。というのも、猟師は歩きまわり、鹿は交尾期の最中だからである。この二つの要因が、鹿たちを移動させるのである。衝突事故は、夕暮れ時や夜間にもっとも発生しやすく、制限時速55マイル以上の人里はなれた道路でよく発生する。
「毎年、鹿は増え、路上を行く自動車も増えている」と、11月17日、研究所のアラン・ウィリアムズ主席研究員(Allan Williams, chief scientist)は述べた。「道路で動物に出くわす機会が大幅に増えている」。
動物との衝突死亡事故のおよそ75%は、鹿が占める。昨年、鹿との衝突事故は、あわせて150万件で、13,713人が負傷、11億ドルの車両損害をもたらしたと、研究所はいう。
衝突事故を招くこの他の動物は、馬、アメリカヘラジカ、犬、熊、猫、畜牛やオポッサム(フクロネズミ)などであるが、これらは、大した件数ではない。
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