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NSC発行「Safety + Health」2005年1月号

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ヘンショー長官:2004年度監督実績、目標を上回る

 ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)のジョン・ヘンショー長官は、11月18日の記者会見で、当局の監督実績は2004会計年度目標を上回ったと述べた。
 ヘンショー長官は、2004年の監督件数は39,167件と、目標値の37,700件を上回り、このなかには新しい監督強化プログラム(Enhanced Enforcement Program: EEP)に基づく300件も含まれていると述べた。EEPは、安全衛生義務を再三無視する事業者を対象としている。OSHAはまた、特定事業場監督プログラム(Site Specific Targeting Program)で、ハザードの高い産業のおよそ3,000の事業場を監督した。
 これらの監督業務で、OSHAは、安全衛生法規違反86,708件を通告したが、これは2003年の3.8%増、過去5年間でおよそ10%増となった。監督件数は、OSHAの労働安全衛生に対する「均衡のとれた」アプローチを実証するものであると、ヘンショー長官は述べた。このアプローチには、訓練、遵守支援、アウトリーチ、教育、パートナーシップおよび協同プログラム、監督行政が含まれる。
 「このアプローチの有効性は、実証された。労働死傷病率が、労働力人口が増大しつづけているにもかかわらず、これまでの最低値を記録しているからである」と、同氏は述べた。