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NSC発行「Safety + Health」2005年2月号

産業特集

 鉱業

NIOSH、炭鉱労働者の粉じん用個人サンプラー利用状況を調査

 アトランタ − 国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)は、炭鉱労働者は、粉じん用個人サンプラーから得た情報に対応して、行動をどう修正するか、これを調査する予定であると発表した。
 NIOSHの目標は、炭鉱労働者が、粉じん用個人サンプラーの情報をどのように利用しているかを把握し、吸入性粉じんへの過剰ばく露をもたらすのは、作業のどの部分か、あるいは労働環境のどの側面なのかを突き止め、ばく露の低減に向け、作業者が講じることのできる是正措置の種類を決めることである。
 調査は、全米各地の石炭の主要産出地域の5炭鉱で、1炭鉱あたり約20人の炭鉱労働者に対するインタビュー方式で実施する。調査は2年間で、被験者には、調査に協力する時間以外、費用負担はない。