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NSC発行「Safety + Health」2005年3月号

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調査報告:米国の産業、安全業務をアウトソーシング

 ワシントン − 安全管理者を対象とした最近の調査によると、安全衛生分野では、アウトソーシングが実際によく行われている。
 BNA社(Bureau of National Affairs, Inc.)と全米環境管理協会(National Association for Environment Management)は、さまざまな産業や企業の安全専門家や幹部と対話して、調査を実施した。それによると、調査対象企業のおよそ4分の3は、安全プログラムや安全関連業務の一部を外部の企業やコンサルタントに委託していた。また、75%は、12ヶ月の間、所属部署における外部委託計画に変更はないと回答する一方、同期間に外部委託を拡大するとの回答は、縮小するとの回答の倍であった。
 調査のその他の所見は、次のとおり。
  • 安全マネジャーのトップは、所属組織や安全分野で、豊富な職務経験を積んでいる。現職への在籍年数は、中央値7年で、所属組織での勤続年数は10年である。調査対象の職員のほぼ半数は、安全分野で20年以上の勤務経験がある。
  • 安全部20部中3部は、2003〜2004年の間に新たなプログラム・活動を取り入れたが、10%は、何らかの職務を手放した。
  • 安全部の職員数は、2003〜2004年の間は、ほとんど変化していない。約14%は、ポストを新設したが、13%は廃止した。調査対象の安全部10部中7部では、2004年の職員数は、2003年と同人数であった。