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NSC発行「Safety + Health」2005年3月号

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環境保全、米国は「平均並み」

 コネチカット州ニューヘーブン − 2005年の環境の持続可能性指標(2005 index of environmental sustainability)では、大気の質、水質の維持・改善や、生物の多様性の最大化、環境問題をめぐる諸外国との協力といった活動の出来ぐあいで、146カ国を格付けたが、これによると、米国は第45位であった。
 環境の持続可能性指標の上位を占めたのは、北欧、中欧、南米の国々で、上位3位をフィンランド、ノルウェー、ウルグアイが占めた。最下位には、ハイチ、台湾、イラク、北朝鮮が連なる。
 米国は第45位で、日本や西欧諸国の大多数に遅れをとった。調査チームによると、この「中の上」の格付けには、水質や環境保護能力といった項目での好成績が反映している。しかし、「廃棄物の産出、温暖化ガスの排出などの項目で下位となっており、これが米国の総合順位を引き下げた」
 本報告書は、エール、コロンビア両大学の調査チームが、世界経済フォーラム(World Economic Forum)と協力して作成した。