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NSC発行「Safety + Health」2005年3月号

産業特集


 サービス業

OSHA、病院に大規模災害時の対応を手引き

 ワシントン − 保健衛生施設を対象に、大規模災害への対処を手引きした新しい刊行物が、労働安全衛生庁(OSHA)で入手できる。
 「有害物質の放出を含む大規模災害の被災者の病院収容に関するOSHAのベスト・プラクティス(OSHA Best Practices for Hospital-Based First Receivers of Victims from Mass Casualty Incidents Involving the Release of Hazardous Substances)」と題した刊行物は、化学、生物、放射性兵器や核兵器を伴うテロ攻撃など、最悪のシナリオを想定した緊急事態計画を開発する際に必要な情報を、病院に提示している。
 当局によると、本書は、全米各地の病院で開発された緊急事態計画を引用した。本書は、被災者と接触することで、ばく露のリスクのある保健衛生専門家を対象とした訓練や適切な個人用保護具を中心に据えている。また、大規模災害に対応した保健衛生労働者のための除染手順や健康診断について、実例を付表に挙げているのが特色である。
本書は、OSHAのウェブサイト、www.osha.gov/dts/osta/bestpractices/firstreceivers_hospital.htmlで入手できる。