NSC発行「Safety + Health」2005年3月号
マサチュ-セッツ州ウォールサム - ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(New England Journal of
Medicine, Vo. 352, No. 2) 掲載の調査によれば、過労で疲労した研修医が、交代勤務の後、車を運転して帰宅するのは、飲酒運転者と同じくらい危険である。
この調査によれば、24時間以上の交代勤務に就いた研修医が、仕事帰りに重大な衝突事故に巻き込まれる可能性は、これより短い時間勤務した医師の倍であった。
睡眠不足の労働者は、ミスを犯しやすいことを示す調査があるにもかかわらず、米国の医療現場は、研修医の勤務時間の削減には消極的である。米国のガイドラインでは、研修医は、隔回毎の30時間連続勤務を認めているが、最近の調査によると、研修医は、1交代あたり平均32時間を月4回こなしている。
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