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NSC発行「Safety + Health」2005年5月号

産業特集

 建設業

調査報告:換気装置付きグラインダー、シリカ粉じんばく露を軽減

 メリーランド州シルバースプリング − 労働者権利擁護センター(Center to Protect Workers' Rights)が刊行した新しい調査によれば、換気装置付きグラインダーは、古いモルタルの除去に携わる労働者のシリカ粉じんへのばく露を減らすことができる。モルタル除去は、建設業のあらゆる職種のなかでも、もっともほこりっぽい職種のひとつである。
 石積みから古いモルタルを撤去する、いわゆる山形目地仕上げは、作業中のシリカ飛散を「抑制することは、極めて困難」であるため、労働者を「珪肺発症の深刻なリスク」にさらすと、調査は指摘した。
 初期段階の所見では、吸引式排気システムをグラインダーに取り付けると、山形目地仕上げのさまざまな日常業務の最中、労働者のシリカ粉じんへのばく露を効果的に軽減できたと述べている。
 調査はまた、グラインダー用換気装置を購入する際のガイドラインや、労働慣行を勧告したガイドラインを提案している。
 報告書「山形目地仕上げ作業に従事する労働者をシリカダストから保護する(Protecting Tuckpointing Workers from Silica Dust)」全文は、オンラインwww.cpwr.com/Whatsnew.cfm で閲覧できる。