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NSC発行「Safety + Health」2005年6月号

産業特集

 運輸業

ミネタ運輸長官:幹線道路の死亡事故は、「国家規模の流行病」

 ワシントン − ノーマン・Y・ミネタ運輸長官(Norman Y. Mineta, Transportation Secretary)は、4月、幹線道路での死亡者数の削減対策は、「成否両方の結果」と発表した。全米幹線道路運輸安全局(National Highway Transportation Safety Administration: NHTSA)の暫定報告書の予測データによると、死亡率や飲酒運転による衝突事故は、2003年に比べると減ったものの、2004年の死亡者数は42,800人で、2003年の42,643人から微増した。
 ミネタ長官は、この交通事故による死亡者数を「国家規模の流行病」であると称し、「単一の病で、1年間にこれだけ多くの人が死亡するとすれば、国民は、ワクチンを要求するだろう。われわれは、皮肉にも、幹線道路での死亡者数を減らす最高のワクチンをすでに持っている。安全ベルトである」と述べた。
報告書は、www-nrd.nhtsa.dot.gov/pdf/nrd-30/NCSA/PPT/2004EARelease.pdf で閲覧できる。