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NSC発行「Safety + Health」2005年7月号

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薬物検査指標で、アンフェタミン使用は増加の一途

 ニュージャージー州リンダースト(Lyndhurst) − クエスト・ダイアグノスティックス社(Quest Diagnostics)の最新の薬物検査指標(Drug Testing Index)によると、職場でのアンフェタミンの使用は、2000〜2003年間に急増したが、2004年も、増加傾向は続いた。
  米国の一般産業の労働者では、アンフェタミンによる薬物検査の陽性率は、2004年には2003年の6%増で、アンフェタミン検出を目的とした薬物検査総数の0.52%にのぼった。2003年のアンフェタミン陽性率は、0.49%であった。
  連邦法規で検査を義務づけられている安全関連業務従事者でも、薬物検査のアンフェタミン陽性率は、6%増であった。
  事業者向けに薬物検査サービスを提供するクエスト社によると、アンフェタミンのうち、もっとも乱用されていたのは、メタンフェタミンであった。
  アンフェタミンの使用増にもかかわらず、米国の労働者総数の薬物陽性率は、依然として4.5%にとどまっているのは朗報であると、同指標は指摘する。陽性率とは、実施された薬物検査総数に対する陽転検査数の割合である。

薬物検査総数の4.5%は、違法薬物に対し、陽性であった。
出 所:クエスト・ダイアグノスティックス社、2005年