このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2005年8月号

ニュース


ハーウッド助成金は存続。OSHAは、新規助成金を発表


 ワシントン − 労働安全衛生庁(Occupational Safety and Health Administration: OSHA)は、当局のスーザン・ハーウッド訓練助成金プログラム(Susan Harwood Training Grants programs)の枠で、安全衛生訓練・教育プログラムに携わる非営利団体を対象とした約690万ドルの新規助成金について、申請を受け付けている。さらに、2004年度の組織能力増進助成金の受給者に対して、更新助成金330万ドルを拠出すると発表した。
  この発表は、2006年度予算案から助成金プログラムを削減するブッシュ政権から、ハーウッド助成金が非難を浴びるなか、出てきた。これまでの予算編成では、政権は、ハーウッド助成金を削減しようと試みたが、議会が、辛うじてこれを復活させた。今回の発表で、ハーウッド助成金プログラムは、削減を免れる見込みで、職場での訓練の継続に向け、助成金は利用できそうである。
  OSHAによると、助成金は、ヒスパニック系やその他英語以外を母国語とする労働者、小企業事業者や、高危険度産業・高死亡率産業に従事する労働者を育成するため、訓練プログラムを実施する、あるいは、教材開発を計画する団体を対象としている。
  助成金および申請手続きの詳細は、6月21日付官報(Federal Register)に発表されている。
  2005年度のハーウッド助成金1,020万ドルは、昨年度予算をわずかに下回る金額である。