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NSC発行「Safety + Health」2005年8月号
ワシントン − 消費者団体、ファミリーズUSA(Families USA)が委託した新しい調査報告書によれば、保険未加入者に保健衛生サービスを提供すると、平均的労働者の年間保険料は、341ドル上昇する。
家族単位では、保険料は922ドル上昇する。その結果、事業者の加入保険では、一家族の2005年の年間保険料は、平均10,979ドルとなる。個人単位では、年間保険料は、4,065ドルとなる。
「米国の保険未加入者の多さや、その増加は、もはや未加入者のための単なる利他的な懸念ではなく、国民一人一人の利己的な問題である」と、ファミリーズUSAのロン・ポラック常務理事(Ron Pollack, executive director)は述べた。「健康保険に加入している事業者や労働者は、保険未加入者の費用負担という矢面に立たされているので、利害が大きく絡んでくる」。
2005年には、およそ4,800万人のアメリカ人が健康保険に未加入であろうと、報告書は指摘する。未加入者の保健衛生費の約35%は、未加入者自身で支払われている。残りの一部は、連邦・州政府や地方自治体の財源で賄われている。残りは、健康保険加入者の保険料に転嫁されている。ファミリーズUSAによれば、この隠れた転嫁費用を、本報告書が初めて算出した。
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