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NSC発行「Safety + Health」2005年9月号

ニュース

NIOSH、職場の暴力の費用を算出

 ワシントン − 先日、アメリカ産業医学ジャーナル(American Journal of Industrial Medicine, Vol. 47, No. 6)に掲載された調査によると、国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の調査チームは、1992〜2001年間の職場における殺人は、およそ65億ドル、年中央値80万ドルもの費用損失となったと見積もった。
  殺人のもっとも多かったのは小売業で、男性従業員の場合、同期間の費用損失は21億ドル、女性従業員の場合は556,000ドルであった。見積もりには、医療費、死亡年から生存して67歳まで働いた場合の逸失賃金、子供の養育といった家庭の損害を含む。