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NSC発行「Safety + Health」2005年9月号

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NSC、全米規模で傷害費用を集計

 イリノイ州イタスカ(Itasca) − 全米安全評議会(National Safety Council: NSC)によると、毎年、予防可能であった傷害で、およそ2,700万人が病院の緊急治療室に、また、10万人が早死にしている。
  労働不能傷害や傷害関連の死亡による人的損害は、年間6千億ドル強、または1世帯あたり約5,700ドルの費用で示談されている。
  「予防可能な傷害関連の費用は、個人、家族、ビジネスや保健衛生システムに支障をきたしている」と、アラン・C・マクミランNSC会長兼CEO(Alan C. McMillan, president and CEO)は述べた。「全米安全評議会は、このような傷害がもたらす苦悩や経済的損失を予防、軽減することを約束する」。
  NSCが毎年発表するInjury Fact(統計データ)によると、突発的な傷害による死亡は、1992年から17%増加している。突発的な傷害は、いまでは、1〜 39歳の死亡原因の第1位であり、全年齢の死亡原因の第5位である。傷害関連死の54%は、家庭や地域社会で発生しており、労働災害によるものは、ほんの8%である。

JICOSH 訳注)2002年の労働災害による死亡者は5,524人というデーターあり。(アメリカ、労働省統計局 参照)