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NSC発行「Safety + Health」2005年11月号

ニュース


CDC:1993〜2002年間に、ボランティア労働者501人が作業により死亡

 アトランタ − 疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)の報告書によると、1993〜2002年間には、501人が、ボランティア活動中(ほとんどの場合、死亡時に車両を運転していた消防隊員その他のボランティアであった)に被った傷害がもとで死亡した。
  米国では推定5,900万人が、毎年、中央値52時間をボランティア活動に費やしていると、報告書は述べている。
  CDCによれば、報告書は、ボランティアの死亡事故を分析した数少ない調査の一つであり、ボランティアに依存する諸団体に対し、防御的運転や避難合図の認識といった適切な訓練や、安全衛生政策の周知・実施徹底を確保するよう、勧告している。
報告書全文を閲覧するには、www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5430a2.htmを開かれたい。

ボランティア労働者の死亡者数
死亡時の職種・活動   人 数
消防隊員   185
非建設部門労働者   35
パイロット・航空士   24
建設労働者   16
トラック運転手   15
出 所:労働死亡災害調査(Census of Fatal Occupational Injuries)、米国、1993〜2002年