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農事作業の電気安全対策

資料出所:Safety+Health
December 2005

(仮訳 国際安全衛生センター)


農場において、今日最も重要なハザードの一つに感電がある。

「感電災害としてよく発生するのは、電力線に農業用機器が接触することによるものである」とイリノイ州に本部を置くウルバナ電気協議会の一般市民に対する意識向上“電気安全”キャンペーンはうたっている。

   これらのハザードから労働者の安全を確保するためには“電気安全”では次の点を推奨している:
  • すべての労働者が働いている電力線付近で実施する農事作業および工事を再点検すること
  • 電力線の位置を確かめ、それから最低10フィート農事作業用機器を離すこと
  • 常に可搬型オーガー或いは昇降機は動かしたり、運搬したりする前に、それぞれの最も低くできる位置---14フィート以下---まで低下させること;オーガーあるいは昇降機を上昇させる時には注意すること
  • 大型の機器あるいは暈高い荷物を電力線の近くで移動するときには、常に監視人を配置して電線との接触が起こらないようにすること
  • 高いアンテナを備えている最近のトラクタに荷を積んだり、運搬したりするときには高くなった部分に注意すること
  • 通路を確保するために、絶対に電力線を持ち上げたり、動かしたりしないこと
  • 集積貯蔵庫の内部及び周囲に付着している穀物類を叩き落とすときには、金属棒を使用しないこと
  • はしご、ポールあるいは竿といった機器を電力線間に持込まないように注意すること。非金属製の物質例えば木材、木枠、タイヤ、ロープ、干草などは湿気、ほこり及び汚れによって電気を導くこともある
  • 乾燥機その他の農事作業用電気システムに関する作業においては、有資格の電気技師に行わせること