このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2006年5月号
掲載日:2006.10.30
EPA、ナノテクノロジーの影響に関する調査に500万ドルを拠出
ワシントン― 環境保護局(Environmental Protection Agency: EPA)は、ナノ製品の製造が、健康や環境に及ぼすおそれのある効果を調査する諸大学に対し、14件、総額500万ドルの助成金を拠出した。
ナノ製品は、分子レベル、原子単位で、大きさ1〜100ナノメーターの作業で製造される。1ナノメーターは、人の毛髪の8万分の一と小さい。この小ささやユニークな特性から、製造された製品のナノ粒子は、人体に侵入するのかどうか、もしそうであれば、どのくらいの期間、残存するのか、もっと調査して見極めねばならない。同様に、調査員らは、ナノ粒子が環境の中でどのような運命をたどり、運ばれていくのか、調査する。
EPAには、有毒物質管理法(Toxic Substances Control Act)の下、新規化学物質については、商用化される前に吟味・評価するプログラムがある。当局はまた、ナノ物質関連の効用やリスクをよりよく理解するため、スチュワードシップ(社会的責任)・プログラムを構築しようと、広範囲にわたる利害関係者らに働きかけている。
ナノテクノロジー助成金は、EPAが米国科学財団(National Science Foundation:NSF)や国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)と提携している「成果を目指す科学(Science to Achieve Results: STAR)調査助成金」から拠出した。
ナノテクノロジーSTAR助成金について、詳細は、 www.epa.gov/ncer/nano2005を閲覧されたい。 |
|