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建設労働者の腰痛予防を支援

資料出所:Rospa発行「OH&S」 2000年4月号
(訳 国際安全衛生センター)


ケビン・マイヤーズ主任建設監督官は語る―――「いまこそ事業者は労働者を支援する試みに全力を注ぐべきだ」

HSEは建設連盟とGMB組合の支援を受け、建設業界で腰痛を減らすための安全な手作業に対する新たな手引書を発表した。

HSEの新任の主任建設監督官、ケビン・マイヤーズは、「労働者が事業者を支援しようと文字どおり全力を注いでいる。事業者も労働者を支援する試みに全力を注ぐときだ」と語っている。

「建設業界での私の重要課題は、今回の手引書を利用して事業者が労働者に対する配慮をはっきりと示し、驚くほど多くの人々が腰痛に悩んでいる事態を緩和することだ。業界の誰もが協力し合い、将来に向けて労働者の腰を保護すべきだ」

今回の新たな手引書――「Backs for the future(将来に向けて腰を守れ)」と呼ばれている――では、手作業のリスクに対処する上での基本的原則を定め、さまざまに異なる作業上の問題に対する解決策についていくつかの考え方を示している。この手引書では、すべての者――クライアント、設計者、企画立案監督者、請負業者――が企画立案、監督、管理を改善することにより、手作業のリスクを削減する上でいかに果たすべき役割を担っているかを説明している。

この手引書には実際に解決策が実施された27件の事例研究が盛り込まれており、実際に手作業のリスクを減らすことのできる効果的な方法が示されている。

「Backs for the future」(ISBN 0 7176 1122 1、価格8.50ポンド)はHSE Books(PO Box 1999,Sudbury, Suffolk, CO10 2WA, 電話:01787 881165、ファクシミリ:01787 313995)から出版されている。




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