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HSEが液体窒素の使用に警告
資料出所:ROSPA発行「Occupational Safety and Health」2000年1月号
(訳 国際安全衛生センター)
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ウェスタン・ゼネラル・ホスピタル(エジンバラ)にある医学研究委員会(Medical
Research Council)の建物で、研究所の技術員が、
フラスコに液体窒素を注入中に酸素欠乏により死亡した。このためHSEは、
研究所職員に安全に留意するよう警告した。
エジンバラに拠点を置くHSEサービスグループの主任監督官(principle
inspector)、ジョン・ブラックバーンは「研究所職員が液体窒素を扱う際に、
とくに注意すべきこと」として、以下の点をあげた。
- 空気補給を含む十分な強制換気を備える。
- 作業設備とシステムは、偶発的な漏れの危険性を抑えるとともに、実際の漏れに対応できる設計、操作、保守を行なうこと。
- 危険な酸素欠乏が発生した場合に明瞭な警報を発する適切な警報システムを設置し、保守管理を行なうこと。
- 緊急時の適切な対応手順を作成し、緊急時の対応要員全員に十分な訓練を行なうこと。
- 研究所内での液体窒素の運搬・移動用装置の正しい使用法について、十分な指導、訓練、監督を行なうこと。
この記事のオリジナル本は国際安全衛生センターの図書館でご覧いただけます。 |
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