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就業中の感染管理
Controlling infections at work

資料出所:The RoSPA Occupational Safety and Health Journal
「OS&H」|2003年12月号 p.11
(仮訳 国際安全衛生センター)



危険病原体諮問委員会(Advisory Committee on Dangerous Pathogens:ACDP)は、就業中の、感染によってもたらされるリスクの管理方法に関する新しい安全衛生ガイダンスを発表した。ガイダンスは、2002年有害物質管理規則(Control of Substances Hazardous to Health Regulations 2002: COSHH)に従い、事業主に彼等の法的義務をはっきり説明することを目的としており、リスクアセスメントの作成法や、職場の潜在的ハザードの認識法について書かれている。

ACDPは、安全衛生委員会(HSC)、保健大臣、および農業大臣にアドバイスをする専門家グループである。
新しいガイダンスは、感染体の種類、感染源や伝染に関する情報のほかに、手洗いや適切な保護服の支給といった可能な管理対策についての情報を提供している。安全衛生庁(HSE)の生物因子、遺伝子組み替え部門の長であり、ACDPの委員長であるDr. Jim Neilsonは、次のように述べている。「このガイダンスは、作業活動から生じる労働者への感染リスクを評価、理解、そして管理するために必要な情報や技術を、多様な産業の事業主に提供する事を目的としている。また、ガイダンスは、全ての労働者を対象としているが、特に、生物学的因子に関連する特定の仕事に就いていなくとも、農業従事者、廃棄物処理作業員、および清掃作業員のように作業過程において生物学的因子を偶然暴露する恐れのある人々に役立つであろう。

「Infection at Work : Controlling the Risks」は、以下のウェブサイトで入手できる。
HSE http://www.hse.gov.uk//pubns/danpath.htm
DoH http://www.doh.gov.uk/acdp/publications.htm
ハードコピーは以下で入手できる。部数に限りあり。
ACDP acdp.secretariat@hse.gsi.gov.uk
TEL: 020 7717 6358