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金融サービス業コールセンターにおけるストレス
Stress and financial services call centres

資料出所:The RoSPA Occupational Safety and Health Journal
「OS&H」|2003年3月号 p.10
(仮訳 国際安全衛生センター)



 金融系の労働組合は、到底受け入れることのできないレベルのストレスに対処し、非常に高いスタッフの離職率を減らすために、金融のコールセンターにおける事業者とスタッフのための新しい手引き書を作成した。
 UNIFI(ヨーロッパ最大の金融機関労組)の研究員であるLiz Cairns と手引き書の著者は、以下のように述べた。 「我々はコールセンターが持つ労働搾取工場のイメージを取り去らなければならない。しかし、そのためには、事業者は、尊厳と公正さをもって労働者に接し、そして電子機器を用いた監視の誤用、不健全なワークステーション、不十分な休憩時間といった、改善しなければならない問題に取り組まなければならない。」
 金融サービスのコールセンターは、現在、150,000人を雇用し、その数は全ての産業のコールセンターで働く従業員の三分の一をしめる。手引き書は、これら従業員の作業状態の改善方法を提案し、受け入れがたい目標、仕事量の不十分な管理、退屈で繰り返しの多い仕事、騒音公害、監視を含む、労働組合関連にとって重要な分野を対象としている。
 「スタッフが電話による仕事に2年以上耐えられることは、めったにない。もし、コールセンターの事業者が、募集にかかる莫大な金額のいくらかをおさえ、そして、スタッフにもっと長く就業してもらえるようにしたいなら、事業者はコールセンターでの仕事をより充実したものにしなければならない。事業者は、労働組合と共に協力し、そして仕事量に変化をもたせ多様化した技能を導入するための方法を計画することにより、これを達成することができる。」とMs Cairnsは述べた。
 詳しい情報は以下をご覧下さい。
www.unifi.org.uk