このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。

ストレスを調査する監督官
Inspectors to target stress

資料出所:The RoSPA Occupational Safety and Health Journal
「OS&H」|2003年3月号 p.10
(仮訳 国際安全衛生センター)



 HSE(安全衛生庁)は、今年末までに、定期的な安全衛生監督において、職業を起因とするストレスの調査を導入することにした。UMIST(University of Manchester Institute of Science and Technology)で組織の心理学と衛生学を教える Carry Cooper教授は、こう述べている。「もし事業者が労働時間、労働量、管理形式のような分野に及ぶ基準を満たそうとするなら、人事部は重要な役割を果たさなければならない。」
 「職場のストレスの多くの原因は、人事関係の問題である。職場のいじめ、長時間労働の慣習、人員整理とそれによって残された人々にかかる作業負荷、そして、女性差別や民族差別のようなことは、全て人事(HR)が対処すべき問題である。」と彼は言った。
 基準に従うために事業者は、ストレスの危険性を認識し誰がどのような危害を受けるのか危険評価を実施しなければならない。そして、実行計画を作成し実施しなければならない。
 HSEは企業と協力し、最終的な調査を行った後、基準を導入する前に、今春、試験的なプロジェクトを始める予定である。また、労働組合あるいは個人により提言された職場でのストレスについても、具体的な苦情の調査が行われるだろう。