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職業性喘息に関するウェブサイト
Occupational asthma website

資料出所:The RoSPA Occupational Safety and Health Journal
「OS&H」|2003年5月号 p.10
(仮訳 国際安全衛生センター)



 安全衛生庁(HSE)が、職業性喘息を減らす方法についてアドバイスする新しいウェブサイトを、開設しました。このサイトは、事業者、安全代表者、及び衛生専門家を対象としたもので、安全衛生委員会(HSC)の 「2010年までに職業性喘息を30%減らそう」 というキャンペーンの一部です。その構成は以下からなり、www.hse.gov.uk/asthmaで見ることができます。
  • 職業性喘息の主原因
  • 病気の発症の仕方
  • 労働者を守るために事業者は何をすべきか
  • HSE及び関係者が、問題に取り組むために何をしているか
 職業性喘息は英国で最も多く診断される呼吸器疾患で、毎年1,500人から3,000人の人が症状を発症しています。
 HSEの化学物質及び可燃性物質への政策の責任者である John Thompson氏は、「このサイトは、この消耗性の疾病を防ぎ減少させる助けとなる重要な情報を提供している」 と述べています。
 このサイトの内容は定期的に更新され、まずは、新しいガイダンスが10月に発表されます。その内容は、喘息の主な原因となる自動車修理のイソシアネート、手作りベーカリーの小麦粉粉じん、及び木材加工における木粉などです。
 職業性喘息の新たな発症によるむこう10年間の社会的コストは、5億7,900万ポンドから11億5,900万ポンドの間と見積られています。
 喘息罹災者には、再び働くことができなくなった者や、喘息を起こす原因物質を避けるために仕事を変えなければならない者もいます。彼らは、スペシャリストとしての技能が使えなくなったり、制限されたライフスタイルに直面しなければならなくなる恐れがあります。