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2002年度労災死亡者数は過去最低を記録 2002 Workplace Fatalities Reach New Low
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2003年12月号
p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
労働統計局(Bureau of Labor Statistics)によると、2002年度の労災死亡者数は前年度比6.6%減の5,524人であった。同局が9月17日に公表した労働災害による死亡者の調査(Census of Fatal Occupational Injuries)によれば、2002年の数字は、1992年の調査開始以来最低を記録した。2001年度の労災死亡者数は5,915人で、この数字には、別に集計されている9.11のテロ攻撃による業務上の死亡者数2,886人は含まれていない。2002年度は死亡率も過去最低となり、労働者10万人あたりの労災死亡者数は4.0人となった。
調査報告書の骨子は次のとおり。
- 幹線道路での事故による死亡者数は2001年度と比べて3%減少したが、2002年度も変わらず労災死亡者数のトップを占めており、全死亡者数の約25%にのぼっている。
- 職場での殺人は2001年度の643人から2002年度には609人となり、約5%減った。
- 墜落・転落による死亡者数は1998年度以降で初めて減少し、2001年度の810人から2002年度には714人となり、前年度比12%減であった。死亡者数は、事実上すべての種類の墜落・転落で減っている。
- 主要項目のうちで唯一死亡者数の増加を記録したのは、有害物または有害環境への暴露で、前年度比8%増となった。極端な気温にさられたこと(熱中症など)による死亡者数は、2001年度の35人から2002年度には60人と大幅に増えた。
- 主要産業別では、あいかわらず建設業の死亡者数が最も多かった。鉱業、製造業、運輸・公益事業、小売卸売業、サービス業の死亡者数はいずれも前年度より減った。農業、林業、水産業の死亡者数は約6%増加した。
報告書の全文は、http://stats.bls.gov/news.release/cfoi.nr0.htmで参照できる。
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