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ニュース要約
News Briefs

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2003年7月号 p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)



マスク購入の指針となるNIOSH(国立労働安全衛生研究所)の新しいファクトシート

 テロ攻撃に備えるためのマスク購入ガイドと銘打ったNIOSHの新しいファクトシートは、マスクを必要とする作業場でも有効に活用できるものである。
 このファクトシートは、マスクとその機能について、市場に出回っている各種マスクの長所と短所を示しながら平易な言葉で解説している。また、購入前にどのような点に気を付けるべきかなど、マスクの選び方についても説明している。
 ファクトシートはwww.cdc.gov/niosh/npptl/npptlrespfact.htmlで参照できる。

EPA、産業廃棄物に関する優良事例ガイドを発表

 環境保護庁(EPA)の新しい産業廃棄物管理ガイドは、「施設管理者が環境面で責任ある決定を下すのに役立つさまざまな方法と勧告をまとめたもの」である。
 同庁によれば、このガイドはあらゆる種類の非有害産業廃棄物について優良事例を挙げており、米国内で推定76億トンの産業廃棄物を産出、管理する60,000を超える産業施設をカバーしているという。このガイドはEPAのウェブサイトwww.epa.gov/epaoswer/non-hw/industd/index.htmで参照できる。

鉱山監督者も注意が必要

 鉱山安全衛生庁(MSHA)によれば、金属鉱山および非鉄金属鉱山での操業中、今年はこれまでに4人の監督者が死亡したという。このうち3人は保守作業中に死亡している。
 MSHAでは、これ以上犠牲者を出さないために鉱山経営者は次のことを行う必要があると警告を発している。
  • 保守作業に伴うあらゆる危険を監督者が確実に認識できるようにするための手順の確立。
  • 作業を安全に遂行する正しい方法を特定するための分析の実施。
 警告ではさらに、作業手順の中で、すべての作業員が危険にさらされないよう配置を定めなければならず、鉱山経営者は作業開始前にすべての作業員に必ず安全な作業手順について訓練を受けさせる必要がある、としている。