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ニュース要約 News Briefs
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2003年6月号
p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)
研究:自分の障害に気付かない睡眠不足の労働者
夜間の睡眠をきりつめている労働者は、大きな障害を持っているだけでなく、自分の障害に気付いていない。睡眠不足の影響に関する新しい研究で、こんなことが明らかになった。
フィラデルフィアのペンシルバニア大学の研究者らは、2週間連続して睡眠時間が4〜6時間だった被験者の認知能力が、3日間続けて眠らなかった人に匹敵するほど大幅に低下していることを見い出した。これらの被験者は、軽い眠気を訴えるだけで、障害の程度については認識がなかった。
具体的な障害としては、注意力と刺激に対する反応力の低下(運転中など)、すみやかに判断を下してミスを回避する能力の低下、一度に複数の仕事をこなす能力の低下があった。
研究者らによれば、睡眠不足に起因する問題を防ぐには、平均的な人で24時間の間に8時間の睡眠を取る必要があるという。
個人用保護具規則の失速に労組と議会ヒスパニック系幹部会が懸念を表明
労働者の個人用保護具の費用負担を事業者に義務付ける最終規則をOSHAが公布しなかったことにより、最も弱い立場にある一部労働者が危険にさらされたままになっている。ワシントンの国際食品商業労組連合傘下の複数の労組と議会ヒスパニック系幹部会は、こう主張している。
連合と幹部会は4月10日に提出した請願書の中で、エレイン・チャオ労働長官に対し、60日以内にこの問題について何らかのアクションを起こすよう求めた。
請願書によれば、規則から最も恩恵を蒙ると考えられるのは、大部分が移民とヒスパニック系の精肉業や鶏肉工場の労働者であるという。これらの労働者にとっては、個人保護具は頼みの綱であり、「事実上の唯一の保護手段」である。
個人用保護具規則は3年前、クリントン政権下で初めて提案されたが、ブッシュ政権下で失速。OSHAの最新の規制課題では、次の行動を規定しないまま、「長期対策」として掲載されている。
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