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風邪とインフルエンザから職場を守る Stop Colds and Flu From Striking the Workplace
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2003年10月号
p.2)
(仮訳 国際安全衛生センター)
シカゴの米国労働環境医学学会(American College of Occupational and Environmental
Medicine)によると、風邪、インフルエンザ、食中毒などの感染症は、医療費の増大、職場の生産性低下、労働日数の損失及びその他の弊害をもたらすことがあるという。
同学会では、労働者とその家族の健康維持を目的として監督者および企業が実践できる対策をいくつかまとめてチェックリストを作成している。
全般的なこと
- 教育プログラムを実施し、手洗い、清掃と消毒、食品の正しい取り扱い方、予防接種、及び呼吸器疾患の拡散防止といった感染対策の基本原則を従業員に教える。
手洗い
- 食事や調理、トイレットの使用又は、手が汚れる場合は常にその前後に手洗いをするよう促す標識を掲げる。
- 手洗いのための適切な設備を用意する。必要な場合には、石鹸と水の代わりにアルコールベースの手洗い用消毒剤の使用を検討する。
清掃と消毒
- 調理を行う区域、給仕をする区域、および作業場のトイレットについては、石鹸と水を使用した完全清掃の定期的実施を徹底する。
- 清掃作業で消毒剤を使用する場合は、必ず製造元の指示に従う。
食品の取り扱いと調理
- 食品を作業場に保存している場合には、冷蔵庫の温度を40°F(約4.5℃)に、冷凍庫を0°F(約-18℃)に保つ。
- 冷蔵庫と冷凍庫を定期的に清掃、消毒する。
ワクチン接種
- OSHAの規定に従い、作業中に血液または体液に触れるおそれのある従業員については無料でB型肝炎ワクチンを接種させる。反応を確かめるためにワクチン接種から1か月後にB型肝炎抗体検査を行う。
- 毎年10月から12月までは職場でインフルエンザワクチンを利用可能にすることを検討する。
- 小さな子供を持つ従業員向けに、子供のワクチン接種に関する教育用資料を用意する。
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