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5分間の安全ミーティング:倉庫内で資材を安全に取り扱うための規則 Five Minute Safety Meeting: Rules for safe material handling in warehouses
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年8月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
倉庫のような環境での作業は、安全に最も気を使っている従業員でさえ難しいものがある。NSCによれば、資材のマニュアル・ハンドリングに起因する傷害は、職業性傷害全体の25%を占めると推定される。資材を安全に取り扱うための規則を従業員に徹底することは、傷害発生率を下げるうえできわめて重要である。
ミシガン州グランドラピッズにあるSummit Training Source Inc.で営業担当を務めるサラ・ホーニック(Sarah Hornik)によると、倉庫といっても業界によってさまざまだが、共通する危険は少なくないという。これには次のような問題が含まれる。
- 背中の安全性
- フォークリフトの安全性
- すべり、つまずき、墜落・転落
ほかの資材と倉庫資材の取り扱いが異なるのは、一部の倉庫労働者にとっては、取り扱う資材や危険有害性を持つ可能性のある物質の種類がより多いという点である。実にさまざまな資材と製品が数多くの倉庫を経由するわけで、直面する危険の種類もそれだけ増えることになる。直面する危険の種類と程度から、倉庫労働者にはしばしば追加的な訓練が必要である。
「倉庫の監督者は、背中と持ち上げ作業時の安全性、危険有害性の周知徹底に関する訓練といった共通の課題に加え、放射線安全に関する訓練や火災予防訓練といった、必ずしも倉庫と関連のない課題も含めて、可能性のある危険すべてについての意識の向上と認識の徹底をはかる必要があります」、こうホーニックはいう。
こうした事情を考慮すれば、個人用保護具に関する要件もさまざまに異なることになる。一般的な保護具としては、手袋、墜落・転落防止具、適切な靴ということになるだろう。危険性がもっと具体的になれば、それに応じた具体的な保護具が必要になる。
Mastery Technologies of Novi社(ミシガン州)は、どのような種類の倉庫資材を取り扱う場合でも、従業員が知っておくべき規則は8つあるという。
- 荷物の大きさを確認する。
- 特に危険なことは何か確認する。
- 適切な保護具を着用する。
- 適切な機器を適切に使用する。
- 挟まれる部分をよく見る。
- 通り道をチェックする。
- 資材の損傷を見つけたら監督者に報告する。
- どのような場合に助けを求めるか知っておく。
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