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命を救う安全運転プログラム
Driver safety programs save lives
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年8月号
p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
業務上、ほかのどんな原因よりも、運転中に交通事故で死亡する人の数のほうが多い。1992年から2001年までの間に交通事故で死亡したアメリカの労働者の数は、13,337人にのぼっている。
同期間中、交通事故による死亡者数及び率が最も多かったのは、輸送・公益事業およびサービス業であった(4,358人)。
NIOSHは先頃、業務上の交通事故死を防ぐために、次のような勧告を出した。すなわち、事業者は職場の安全運転方針を作成してこれを遵守させるべきである、というものである。
NIOSHによれば、監督者およびその他の関係者が貢献できることとして、従業員の安全運転慣行の推進、リスク要因と介入に必要なデータの収集分析の支援、協力関係の促進、介入後の評価があるという。
安全運転プログラムにはどのような要素を含めたらよいのだろうか。NIOSHでは、新しい2つのファクトシートの中で、あらゆる安全運転プログラムに次のことを盛り込むよう勧告している。
- 経営陣の中から中心となる人物を一人選び、包括的な安全運転の方針を作成してこれを遵守させるための責任と権限を与える。
- 業務で使用する車両の乗員すべてにシートベルトの着用を義務付ける。
- 社用車には乗員の保護レベルが高い車両を選ぶ。
- 運転能力に関する正確で漏れのない記録を維持する。
- 運転が全注意力の集中を要する業務であることを明記する。これには、運転中は携帯電話を使用しないという指示も含まれる。
- 従業員が交通法規や安全規則に違反することなく配達や顧客訪問を行えるよう、時間的な余裕のある適切なスケジュールを作成する。
- 運転する車両に合った適切な免許証を従業員が持ち、その車両を運転するための適切な訓練を受けていることを確実にする。
- 車両保守プログラムの導入。これには、出庫前検査、欠陥のある車両をただちに運用から外すこと、総合的な検査・保守のための定期的な車両の運休が含まれる。
ファクトシート「業務関連交通事故:事業者のための予防戦略(Work-related Roadways Crashes: Prevention Strategies for Employers)」は、www.cdc.gov/niosh/docs/2004-136で英語版とスペイン語版を入手できる。
ファクトシート「業務関連交通事故:危険にさらされているのは誰か(Work-related Roadways Crashes: Who's at Risk?)」は、www.cdc.gov/niosh/docs/2004-137で英語版とスペイン語版を入手できる。
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