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ニュース要約
News Briefs

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年8月号 p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)



アクリルアミド、労働者にとって有害である可能性

 一般公衆にとって危険性はごくわずかだが、アクリルアミドは、生殖および発達の面で労働者に悪影響を及ぼす可能性がある。国立毒物学プログラム(National Toxicology Program)の委員会で、このような結論が下された。
 アクリルアミドは、水処理、パルプと紙の生産、選鉱、学術研究などに利用される化学物質であるポリアクリアミドの生産に使われる。ポリアクリルアミドは、染料、接着剤、コンタクトレンズ、土壌改良剤、化粧クリームや皮膚クリーム、食品包装資材、形状記憶織物の製造にも使われている。
 アクリルアミドが初めて食品中で見つかったのは2002年で、これがきっかけとなって急遽、どのような研究があるか調べる委員会が設置された。委員会は、一般人が食事を通じてアクリルアミドに暴露する危険性は非常に低いが、労働者の暴露についてはさらに調査が必要であると結論付けた。委員会の報告書は、http://cerhr.niehs.nih.govで参照できる。

OSHA、速報で小型タイヤとガス監視装置を取り上げる

 OSHAは小型タイヤの修理に関する速報とガス監視機器に関する速報を公表した。
 「軽トラック、自動車、およびその他の小型タイヤを修理する際の危険性(Hazards while servicing Light Trucks, Automobile, and other Small Tires)」では、ガソリンスタンドやその他のタイヤ修理店に対し、小型タイヤを扱う場合の危険性について警告し、安全な手順を確実に遵守する方法を提示している。速報はwww.osha.gov/dts/shib/shib042904.htmlで参照できる。
 「可搬型直読ガス監視装置の校正検証(Verification of Calibration for Direct-Reading Portable Gas Monitors)」では、有毒ガスによる呼吸器障害の危険性について取り上げている。ガス監視装置は、こうした危険から職場の労働者を保護するための装置である。速報では、校正に関する規則と手順について説明している。速報はwww.osha.gov/dts/shib/shib050404.htmlで参照できる。