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従業員の減量を手伝う
Help employees work off the weight
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年12月号
p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
毎年、数百万の米国人が肥満に悩まされている。肥満は、糖尿病や高血圧、心臓病など、数多くの健康障害のリスクを高める。職場でも、肥満が医療費の増大と生産性の低下につながることがある。しかし、3つ目のドーナツに手を伸ばしている従業員に対して、監督者として止めろとはなかなか言えないものである。
米国人の肥満問題に関し、米国労働環境医学学会(American College of Occupational and Environmental Medicine)は、より健康的なライフスタイルの選択をけんか腰にならずに従業員に促すために事業者としてできることをチェックリストにまとめている。
事業者は次のような方法によって、従業員がより体を動かしやすい環境を職場に作ることができる。
- 疲労を最小限に抑えるために別の作業スケジュールを検討する。疲労は不健康な食習慣を助長するおそれがある。
- 毎週少なくとも1日はカジュアルな服装で勤務できる日を設けることを検討する。ある研究によれば、カジュアルな服装をすることで従業員は体を動かしやすくなるという。
- エレベーターではなく階段の利用を推奨する。エレベーターと階段の近くに、階段を使った方が健康によいことを示す標識を掲げる。階段が利用しやすく、照明が適切であることを確認する。
- 自分のデスクで食事をさせないようにする。ごく短い距離でも、会社のカフェテリアや休憩室まで歩くほうがよい。
- 一日の間に体を動かす休憩を何度か取ることを推奨する。
- 昼食の時間を十分に与え、従業員が散歩したり、ジムを利用したりできるようにする。
事業者は食べ物の選択に関し、食習慣を大きく改善できる可能性がある。
- カフェテリアおよび/または自動販売機で提供される選択肢を魅力ある健康的なものにする。
- 会議やその他の従業員向けイベントなどでは、低脂肪ヨーグルト、ポップコーン、果物など、より健康的な軽食を用意する。
- 自動販売機および/またはカフェテリアにミネラルウォーターを用意する。
事業者としてさらに次のようなことも検討するとよい。
- ヘルスクラブの会員資格や割引券の提供
- 栄養、運動、および体重管理に関する健康教室の開設
- 敷地内への遊歩道および自転車置き場の設置
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