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ニュース要約 News Briefs
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年2月号
p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)
従業員は職場での暴力に関する危険信号を見過ごすとの調査結果
全米産業看護師協会(American Association of Occupational Nurses)の最近の調査によれば、米国労働者の大多数は職場での暴力に関する多くの決定的な危険信号を見過ごしているという。
今回の調査が明らかにしたところによると、「赤信号」を意味する行為のリストを示されて、最も一般的な危険信号をいくつか特定できた回答者は全体の4%に満たなかった。多くの回答者は、アルコールや薬物の使用および攻撃的な性格を職場での暴力の潜在的徴候として挙げることができたが、ほとんどの回答者は、受け身的な性格や消極的な行動、又は言葉による脅しを徴候として認めることができなかった。
アトランタに本拠を置く協会では、この調査によって、職場での暴力について従業員を教育する必要性が明らかになったとしている。
長時間労働をする労働者の大きないびきと睡眠時無呼吸症候群との間に相関関係との調査結果
マサチューセッツ州レキシントンにあるCircadian Technologies社の調査によると、睡眠中にしばしば、または常に大きないびきをかく長時間労働者は、睡眠時無呼吸症候群を発症するリスクが高いという。
しばしば、または常にいびきをかくと答えている長時間労働者の21%のうち、検診時に睡眠時無呼吸症候群のリスクがあるとわかった労働者は41%にのぼった。長時間労働者とは、不規則なスケジュールで仕事をしたり、交替制で夜仕事をしたりする労働者、または常に長時間(一般には朝7時から夜7時までを除く時間帯に)労働する労働者のことである(全米で2,400万人)。
Circadian Technologies社によれば、大きないびきなどの睡眠障害は、従業員の健康、仕事の能率、安全に大きな影響を及ぼす。いびきをかく労働者と睡眠時無呼吸症候群のリスクを持つ労働者の双方を分けて調査したところ、いびきをかかない人と比べて、どちらの労働者ももっと睡眠を取らないと休んだ気がしないと答えた。
また、日中に居眠りをする可能性が高いと答えた人は、いびきをかかない人では全体の25%だったのに対し、いびきをかく労働者では32%、睡眠時無呼吸症候群のリスクを持つ労働者では38%だった。
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