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ニュース要約 News Briefs
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年6月号
p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)
OSHA、「危険・有害性の周知徹底」イニシアチブを開始
化学物質等安全データシート(MSDS)の要件の見直しを行って変更が必要かどうか検討を終えたOSHAは、3月16日、職場における危険・有害性の周知徹底(hazard communication)の質を改善することを目的としたイニシアチブを開始した。
このイニシアチブでは、手引き、教育と見通し、および執行が重視される。OSHAによれば、これらの鍵となる要素は遵守支援であるという。OSHAは同庁のウェブサイト上に危険・有害性の周知徹底に関する各種の情報をまとめたページを設け、このページからすべての情報にアクセスできるようにしている。
ウェブサイトには、危険・有害性の周知徹底の問題に関連するドラフト文書も掲載されており、一般からの意見を募っている。次の文書がある。
- 「危険・有害性の決定に関する手引き(Hazard Determination Guidance)」は、化学物質の製造元および輸入元が正しい情報を特定して評価し、この情報をもとに危険・有害性を適切に決定できるようにするための文書である。
- 「モデル教育訓練プログラム(Model Training Program)」は、従業員教育訓練プログラムを開発・実施する際の手引きとなる文書である。
- 「MSDS作成の手引き(Guidance for Preparation of MSDSs)」は、正確で漏れのないMSDSの作成方法、あたるべき情報源について取り上げている。最初の2つの文書については、意見の公募期間終了後にOSHAが正式な文書を掲載することになっている。
業務上傷病件数が最も多いのはトラック運転手と看護助手
労働統計局(Bureau of Labor Statistics)が3月25日に公表した調査報告によれば、2002年に労働損失を伴う傷病件数が最も多かった民間産業の職種は、トラック運転手と看護助手であった。負傷したトラック運転手112,200人のうち93%は男性であった。傷病件数の半数は、無理な動作、物体や機器との接触、または転倒に起因する捻挫か筋違えであった。看護助手に関する傷病で、傷害を受けた79,000人のうち、91%が女性であった。主な傷病の内容は、患者を抱え上げたり移動したりする際の無理な動作に起因する体幹の捻挫と筋違えであった。
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