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OSHAの現場監督
OSHA on-site inspections
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年5月号
p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
OSHAが事業場にやってくるのは監督を行うためである。通常、監督は事前の警告なしに行われるので、監督官が事業場の扉をノックする前に、監督のプロセスがどのように進められるか知っておくほうがよい。
OSHAは、監督のプロセスを事業者に理解してもらうことを目的に、2003年12月にファクトシートを公表した。OSHAはこのファクトシートの中で、監督官の従うプロセスについて簡単に説明している。
- 準備。監督を実施する前に、監督官はさまざまなデータソースを用いて作業場の監督履歴を調べ、その作業場の作業内容と使われているプロセス、および適用されると考えられる基準の見直しを行う。
- 身分証の提示。現場監督官では、まず監督官が写真とシリアル番号の記載された監督官の身分証を提示する。
- 監督前打ち合わせ。監督官は当該事業場が監督対象に選ばれた理由を述べ、監督の範囲、巡視の手順、従業員代表の選出および従業員からの聴取について説明する。次に、監督中に監督官に同行する代表を事業者が選ぶ。
- 巡視(Walk-around)。監督前打ち合わせに続いて、監督官と代表は事業場のうち監督対象になっている部分を巡視し、従業員の傷病につながるおそれのある危険有害要因がないかどうか調べる。
- 監督後打ち合わせ。巡視の終了後、監督官は事業者および従業員代表とともに監督後打ち合わせを開き、巡視の結果について協議する。監督官は、監督後に事業者が講じる処置のおおまかな方向性について検討する。これには、OSHAとの非公式な協議、召喚状および罰則案に対する異議申し立ても含まれる。監督官は、相談および従業員の権利についても取り上げる。
ファクトシート「OSHAによる監督(OSHA Inspections)」はwww.osha.govで入手できる。
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