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5分間の安全ミーティング:線路を安全に渡るには絶えず注意することが大切
Five Minute Safety Meeting: Crossing tracks safely means staying alert
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年11月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
連邦鉄道局(Federal Railroad Administration)によると、米国では2時間おきに列車との衝突事故が起きているという。ほかの自動車にぶつかった場合と比べ、列車と衝突した自動車のドライバーが死亡する確率は40倍も高い。
当然ながら、踏切ではすべてのドライバーに慎重な運転が要求されるが、トラックのドライバーは特に注意する必要がある。連邦レベルでの統計によれば、トレーラーを引いているトラックと列車との衝突事故は、週に9回を超えるという。
連邦鉄道局は、以下に掲げる点に注意するようトラックのドライバーに呼びかけているが、これはすべてのドライバーが注意すべきことでもある。
踏切に近付くとき
- 点滅光や警笛、閉まりかけたゲート、停止信号を絶対に無視しない。
- スピードを落とし、左右をよく見るとともに、ブレーキの効きをテストする。
- 列車が見えないことを確認する。窓を開け、ファンとラジオを止め、警笛が聞こえないか耳を澄ます。
- 一旦停止する必要がある場合は、線路から最低で15フィート離れ、50フィート以上離れていない場所で停止する。
線路を渡り始めたら
- 線路上では絶対に停止しない。車両が渡りきれるだけの十分なスペースが向こう側にない限り、絶対に踏切に進入しない。
- 渡り始めてからゲートが降りてきたら、ゲートを壊すことになっても踏切から出る。ゲートは壊されることを前提に作られている。
線路上で立ち往生したら
- 車両から出て、踏切から速やかに離れる。その際、向かってくる列車の方向に逃げて、衝突時の破片で怪我をしないようにする。
- その場に表示のあるフリーダイヤル番号または911にただちに電話をかけ、車両が立ち往生していることを警察に知らせ、警察から鉄道当局に連絡してもらう。運輸省踏切番号を使って踏切の正確な場所を知らせる。踏切番号は、踏切標識、信号標識、信号箱、踏切の詰所などに掲示してある。線路と交差している道路の名称も伝える。
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