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ニュース要約
News Briefs

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年10月号 p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)



NIOSH、いじめに関しては監督者は問題ないとの暫定報告

 職場でのいじめの大半は同僚間で起きている。NIOSHによる調査の暫定報告は、このような結果を示唆した。
 調査対象となった企業のうち24.5%が、過去一年間になんらかのいじめがあったと回答した。最も最近起こったいじめでは、従業員がいじめをする側となったのは39.2%、顧客が24.5%、監督者が14.7%であった。
 NIOSHではこの結果から、いじめに対処する取り組みには同僚間の関係改善のためのステップを含めるべきであり、監督者と従業員との関係、あるいは従業員と顧客との関係だけを対象にするべきではないことが示唆されるとしている。
 この報告は7月28日〜8月1日に開催された米国心理学協会(American Psychological Association)の年次会議で発表された。NIOSHでは、報告が暫定的なものである点を強調している。

アンモニア冷凍に関するOSHAのEツール

 OSHAによると、同庁が作成したウェブベースの新しい支援ツールは、無水アンモニアを使用する業界において、労働者と事業者が関連リスクを理解し、リスクを最小限に抑えるのに役立てることを目的としたものだという。
 「アンモニア冷凍Eツール(Ammonia Refrigeration e-Tool)」は、OSHAとミシシッピ州ミッドランドのDow Chemical Co.およびバージニア州アーリントンの米国食肉協会(American Meat Institute)が提携して共同で作成した。Eツールでは、アンモニア冷凍装置の運用および保守に関連した種々のハザードの特定と管理について情報を提供している。第1段階のEツールはアンモニアの受け入れと緊急対応に焦点をあてており、以後の段階で凝縮器区域、配管と圧力容器、冷凍室、および機械室が取り上げられる予定。
 アンモニア冷凍Eツールは、www.osha.gov/SLTC/etools/ammonia_refrigerationにある。