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ニュース要約 News Briefs
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2004年9月号
p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)
ANSI Z400の更新
更新されたANSI Z400.1-2004「危険有害化学物質 - 化学物質等安全データシート(MSDS) - 作成(Hazardous Chemicals - Material Safety Data Sheets - Preparation)」が入手可能になっている。この自主基準は、職業的環境において使われる化学物質と材料のMSDS作成に適用されるものである。同基準では、標準化された書式を付してMSDSの作成手段が提供されており、MSDSの開発、作成に利用できる。
同基準の事務局を務めているバージニア州アーリントンの米国化学工業協会(American
Chemistry Council)によると、ANSI Z400の今回の変更点は次のとおり。
- 危険有害性の周知徹底の改善、および2002年に国連で採択された「危険有害性の分類、情報伝達、および表示に関する世界調和システム(Globally
Harmonized System for Hazard Classification, Communication and Labeling)」中の安全性データシートに関する勧告との整合性を高めたこと。
- 可読性と一貫性の改善を図り、冗長性を抑えたこと。
- MSDSのセクションのうち、有害危険性の識別情報を成分情報の前に置いたこと。
- 成分情報において、暴露に関するガイドラインを提示するオプションを廃止したこと。
- 可燃性に関する特性を物理的化学的特性のセクションに記載することを義務付け、同じ情報を防火対策のセクションにも記述できるようにしたこと。
- 物理的化学的特性を省略不可としたこと。
- 毒物学的情報のセクションと環境への影響のセクションとの間の一貫性を高め、データの種類についてより完全で正確なリストを用意したこと。
- さまざまな手段による化学物質の輸送の際に必要となる各種要素を取り込み、種々の国際的規制への適合と緊急事態発生時の対応の向上を図ったこと。
改訂基準はhttp://webstore.ansi.org/ansidocstore/default.aspでANSIから購入できる。
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