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5分間の安全ミーティング:建設現場の防火対策
Five Minute Safety Meeting: Fire prevention and control on construction sites
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年12月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
建設現場での火災は、労働者やたまたま現場に居合わせた人々の生命を危険にさらす。建設中に起こる火災は、建物に重大なダメージを与え、機械・設備・資材を破壊し、最終的にはプロジェクトの終了を遅らせることにもなる。
建設中には、建築作業につきもののハザードが絶えず生じる。一方、消火のための恒久的な設備や機器はまだ現場にないことが多く、あってもせいぜいその一部が使えるだけである。また、火災に関係する垂直・水平構造(すなわち壁、床、扉など)は、延焼を防ぐ目的で設計されているが、これらのものは一般に建築スケジュールのあとの方にならないと工事が完了しない。
全米安全評議会(National Safety Council: NSC)によると、火災発生時の労働者の反応には、訓練の成果が如実に表れるという。火災の通報および現場からの避難の手順については、すべての労働者が訓練を受けている必要がある。また、これらの手順は目立つ場所に掲示しておく必要がある。
各現場では以下のことを行う。
- 緊急時の通報先電話番号をすべての労働者に徹底しておく必要がある。
- 火災発生時にすべての労働者に警告を発することができるよう、警報システムを用意する必要がある。避難後に全労働者が集まって、全員が安全に避難できたことを確認する場所を定める。
- 交替作業ごとに何人か労働者を選んで、可搬式消火器の使い方について訓練しておく必要がある。訓練では、火災の4分類、各火災に適した消火器の種類、および各消火器を使用するときの適切なテクニックについて取り上げる必要がある。消火器のサプライヤまたは地元の消防署が、こうした訓練を積極的に提供、支援してくれる場合もある。
- 火災への対処は、地元消防署から駆け付けた適切な訓練を受けた消防士が行う必要がある。
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