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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年12月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
#04NE007
事故発生日:2004年10月26日
土木技師がダンプカーにひかれて死亡
51歳の下請け土木技師が、バックしてきたダンプカーにひかれて車道上の作業区域で死亡した。この土木技師は、アスファルト用ミリングマシンに向かってバックしていたダンプカーのうしろの作業区域に立ち入り、車道に身をかがめて各種の採寸をしていた。ダンプカーの運転手には土木技師の姿は見えなかった。ダンプカーが被害者をひく音を聞いたのは通行人だった。通行人から事故を知らされたダンプカーの運転手はすぐに監督者に報告した。監督者は911に電話した。土木技師は現場での死亡が確認された。
同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。
- 車両や装置の後方および隣接する区域については、見通しをよくして安全に作業できるようなシステムを確立する。
- 下請け労働者の作業区域への立ち入りについては事前に現場監督に通知することを義務付ける方針を会社として持つ。
- すべての労働者が適切な個人用保護具を確実に着用するようにする。
- 機器の警告装置が適切であることを確認する。
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