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危険有害物質の表示を理解する Understanding HazMat labels
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年2月号
p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
OSHAの危険有害性の周知徹底の基準には、「職場に危険有害化学物質があるすべての事業者は、これらの物質にばく露する労働者のために、表示および化学物質等安全データシート(MSDS)を備え、労働者に対して当該化学物質を適切に取り扱うための教育訓練を実施しなければならない」という規定がある。表現を変えて言うと、OSHAは企業に対し、職場に存在する有害危険物質を含むすべてのドラムおよび容器に適切な表示を行い、これらの表示が目立つようにすることを義務付けている。しかしながら、表示に記載されたハザード情報の意味を従業員が知らなければ、このような表示プログラムも役に立たない。
危険有害物質を安全に扱える能力を確実に労働者に身に付けさせるには、教育訓練が不可欠である。NSCによれば、表示に関する教育訓練は、少なくとも次のような要素を含んでいる必要があるという。
- 職場で実際に用いられている表示システムを説明、解説するための視聴覚教材。
- 職場のハザード表示で使われているハザードの等級付けを理解するのに必要な基本情報を記載したサイフ大のカード。従業員にはこのカードの常時携行を促す必要がある。
- 職場で用いられている数値特定システムについて説明した壁面ポスター。この壁面ポスターには個人用保護具のコード番号を表示したり、訓練セッションで使う場合には適切な作業区域に壁面ポスターを吊り下げたりすることもできる。
- 職場の表示システムについてわかりやすい言葉と形式で説明した文書資料。主要言語が英語である場合には、必要に応じて第二言語でも提供する必要がある。
- 化学物質のハザードの等級付けを行う際の手順と基準について説明した、従業員向け原料情報。
- ハザード表示システムの理解と導入に必要なステップについて説明した導入手順。
- 表示の読み方と解釈のしかた、製品のハザードに関する具体的情報、および個人用保護具に関する情報の示し方についての訓練セッション。訓練セッションでは、表示の実例もあわせて用いるとよい。
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